あなたにも当てはまる睡眠のお悩み14パターン

あなたにも当てはまる睡眠のお悩み14パターン

あなたはぐっすりと気持ちよく眠れていますか?
厚生労働省によれば、20%ほどの日本人が、不眠症状を抱えているとのことです。不眠症・睡眠障害に悩む人の数は、増加傾向にあり、中には自覚がないまま寝不足の状態が続き、意識しはじめたときにはすでに症状が深刻化してしまっていることもあります。
睡眠の問題を解決したいなら、その問題が起こっている原因を知ることが的を射た改善策にたどり着く早道でしょう。
本記事では、よくある睡眠に関するお悩みを14パターンに分類してご紹介します。

不眠症・睡眠障害のお悩みの種類

まず、あるアンケート調査の結果から、日本で睡眠の悩みを抱えている人がどれくらいいるかを確認します。不眠は、誰の身に起きても不思議ではない、ごく身近な問題なのです。

睡眠に関する悩みを抱える人は増加傾向

睡眠は、私たち人間が生きる上で欠かせないものですが、現代人の睡眠状況は、ときとして社会問題になるほど悪化しています。
マイボイスコム社が2019年に実施したアンケート調査によると、睡眠に対して「不満」「やや不満」という回答は全体の41.9%でした。2013年の35.7%、2016年の36.0%という数値と比較しても、不満を持つ人の割合が拡大しているのが分かります。

【寝具と睡眠】に関するアンケート調査
【寝具と睡眠】に関するアンケート調査(マイボイスコム社)から独自作成

不眠症・睡眠障害の種類

具体的に睡眠に関する悩みを見てみると、「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」など、人によってさまざまに異なります。複数の悩みを同時に抱える人も少なくありません。
こうした多岐にわたる不眠症・睡眠障害の症状は、大きく4つに分類することができます。

  • 入眠障害
  • 中途覚醒
  • 早朝覚醒
  • 熟眠障害

以下に、これら分類ごとの特徴をはじめ、睡眠に関する具体的な悩みをパターンに分けてまとめました。いずれも、週2回以上、1ヶ月以上、本人に苦痛があるかどうかが、「問題あり、要改善」の目安となります。

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入眠障害のお悩み

入眠障害とは、寝ようとしてもなかなか寝付けない状態です。
入眠までの時間は個人差がありますが、一般的には10~30分以内と言われます。寝入るまでに30分~2時間以上かかっている場合は、入眠障害にあてはまる可能性が高くなります。
早く眠るために寝酒(ナイトキャップ)を習慣にしてしまう人もいるかもしれませんね。じつは寝酒には大きなリスクがあります。詳しくは「寝つけなくても寝酒は危険!では、どうすればいいの?」という記事を読んでみてください。

お悩み①布団に入ってもなかなか寝付けない

布団に入ってもなかなか寝付けない.jpg寝付けない原因としてはさまざまなものが考えられます。
体内時計が狂ってしまっている人、ストレスや、日中の活動における緊張を引きずって、心身がリラックスできていない人にもよくある症状です。疲れているのに眠れない、起床時間が迫っているのに眠れないといった状況は、非常に苦痛を伴うものです。
寝付けない状況が頻繁、もしくは断続的になると、寝付けないこと自体が不安や焦りの元となってしまい、なおさら眠れない状況に拍車をかけてしまうこともあります。

お悩み②心配ごと、考えごとが気になって眠れない

心配ごと、考えごとが気になって眠れない寝ようとして布団に横になると、考えごとや心配ごとが浮かんで眠れないケースもあります。
布団に横になって活動を停止すると、思考は巡りやすくなり、思考以外のことをしないため、その考え事や心配ごとから抜け出しにくくなってしまいます。とくに心配性の人はこうした状況に陥ることが多く、不安があると脳が興奮状態を保ってしまうため入眠の妨げになります。

現状に不安を持つ悩み多きビジネスパーソンは不眠に陥りやすいという調査があります。
「睡眠白書」で読み解くビジネスパースンと眠り
睡眠を阻害する最大の要因は「将来に関する悩み」

お悩み③布団に入ると足元がムズムズする

布団に入ると足元がムズムズする布団に入ると、足もとに虫が這うような感覚に襲われる症状を、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)といいます。ピリピリする、痛がゆいなど症状には個人差がありますが、その不快さが眠りを妨げてしまいます。主な原因は鉄分不足であるとされており、40代以降の女性に多く見られる症状です。

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中途覚醒のお悩み

中途覚醒は、夜中に何度も目が覚め、一度目が覚めてしまうと再び眠りにつくことが難しくなってしまう症状です。「若いころよりも眠りが浅くなった」と感じ始める40~50代になると、何度も中途覚醒が起こってしまい、悩む人の数が増えるようです。

お悩み④夜中に何回も目が覚める

夜中に何回も目が覚める騒音や気温による寝苦しさを感じて目が覚めることは、誰にでもあります。しかし、理由もないのに夜中に2度も3度も目が覚めてしまうようなら、注意すべきでしょう。眠りが浅いことも原因のひとつですが、一度目が覚めたとしてもすぐに再入眠できれば、それほど心配する必要はないでしょう。
ただし、30分以上覚醒時間が続き、精神的に苦痛を感じるような場合は、中途覚醒の症状と考えられます。

お悩み⑤夜中にトイレに起きる回数が多い

夜中にトイレに起きる回数が多い夜中に何度もトイレに起きてしまう原因は、膀胱機能に問題があることも考えられますが、睡眠障害を伴う頻尿の場合、加齢、睡眠時無呼吸症候群やいびきで眠りが浅くなり、気になる頻度が高くなってしまっている可能性もあります。
また、通常は睡眠時に抗利尿ホルモンが分泌され、トイレに起きにくくなりますが、このホルモンが正常に分泌されないため尿量が増えてしまうこともあるようです。寝ている間だけ頻尿になる、という人は、このホルモン異常の可能性が高いかもしれません。

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早朝覚醒のお悩み

早期覚醒とは、予定する時間より2時間以上早く目が覚めてしまう症状です。主な原因としては老齢によるものと、うつ症状などが挙げられます。時間的に余裕があり、まだ寝たいと思っても、目が覚めてしまったあと再入眠しにくいのが特徴です。

お悩み⑥朝の目覚めが早すぎる

朝の目覚めが早すぎる老齢の方は、睡眠に必要な体力や持続力が落ちるため、早朝に目が覚めることが多くなります。うつ病やストレスが過剰になっている人も早期覚醒の症状が出やすくなります。
朝方に眠りが浅めになることは異常ではありませんが、外的環境、精神不安に反応しやすい状態でもあります。また、日中の運動・活動量不足や、日中の長過ぎる仮眠なども原因となるようです。

お悩み⑦早朝に目が覚め、その後寝付けない

早朝に目が覚め、その後寝付けない不安やストレスが過剰になると、寝ている間も交感神経優位の状態が続くことが多く、そもそも眠るのが難しい状態に陥りやすくなります。カフェインやアルコールの作用が切れた場合にも覚醒・興奮状態になりやすいです。
また、朝早い時間に寝室に光が差し込んでいるなら、その時間に起きるよう体内時計がリセットされてしまっている可能性もあります。

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熟眠障害のお悩み

熟眠障害は、ぐっすり眠れない日が頻発、もしくは断続的になり、日中の活動にも何らかの支障が出ている状態です。起きたあとの感覚や気持ちなども、熟眠障害かどうかの判断材料になります。たとえば、睡眠時間はしっかり取っているのに、ぐっすり寝た気がしない、という症状は典型的なものです。また、いくら寝ても眠いという症状も熟眠障害の目安のひとつですので、過眠も熟眠障害に含まれます。

お悩み⑧寝ても疲れが取れない

寝ても疲れが取れない朝起きたときに疲れが残っている症状を訴える人も少なくありません。もし睡眠時間そのものが短いのなら、疲れが残っていても不思議ではありません。しかし、十分な睡眠時間をとっているにもかかわらず、疲れがとれないとしたら、疲れを解消する手立てが失われてしまっていることになります。
自律神経の乱れ、過剰なストレスなど、何らかの原因によって熟睡が妨げられている可能性を考えるべきかもしれません。

お悩み⑨朝、起きるのがつらい

朝、起きるのがつらい疲れが残っていたり、熟睡できていなかったりすれと、当然、朝起きることが辛くなります。前項の「入眠障害」がある人も、実際に眠れている時間が少なくなるため、朝起きるべき時間に寝足りない状況になりやすくなります。体内時計リズムが狂ってしまっていることも考えられるでしょう。

お悩み⑩眠りが浅い

眠りが浅い「眠りが浅い」という悩みはとても多く、悩みを抱える年齢層も幅広くなっています。それだけに原因もさまざまです。中でも代表的なのは加齢やストレスといったものです。また、運動量不足で身体が疲れていない、日中に光を浴びない生活をしている、といったことも考えられます。

お悩み⑪日中、かなり眠い

日中、かなり眠い日中に眠くなるのは、睡眠時間が短すぎたり、睡眠時間は十分でも熟睡できていなかったりするときに起こります。とくに午前中に眠気を感じる場合は、要注意です。中には、会議や商談の最中などであっても耐え難い眠気に襲われ、意識を失うという悩みをもつ方も見受けられます。こうしたことが短時間サイクルで繰り返される場合は、「ナルコレプシー」という疾病の症状を疑ったほうがいいかもしれません。
日中の眠気は、ミスによって周りに迷惑をかけてしまうだけでなく、場合によっては命に関わる大事故につながることもあります。軽視せずに対処することが大切です。

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周りから指摘されてしまう睡眠のお悩み

ここまでは、比較的自覚しやすい眠りのお悩み症状を挙げてきました。
睡眠の問題には、寝ている間、つまり自分では気づきにくいものもあります。最後に、家族やパートナーなどから指摘されて気づくことの多い悩みを見ていきましょう。

お悩み⑫就寝中の無呼吸

就寝中の無呼吸気道が狭くなることで起こりやすい睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に数十秒~数分間にわたる呼吸の停止を繰り返す病気です。苦しくなって何度も目が覚めたり、酸素不足で心拍数が上がったりします。そのため熟睡は妨げられ、本来は休息のための睡眠が、「疲れる睡眠」となってしまうのです。睡眠時無呼吸症候群を原因とする日中の眠気が、仕事上のミスや交通事故につながっている事例は枚挙に暇がありません。

「知らずに起きているかもしれない無呼吸症候群の危険という記事に詳しく説明していますので、ぜひお読みください。

お悩み⑬就寝中のいびき

就寝中のいびきいびきは誰でもかくもの、と軽視してしまうかもしれませんが、上記の睡眠時無呼吸症候群によっていびきをかくこともありますので、注意が必要です。いずれにしても、いびきをかくときというのは呼吸量が少ないため、熟睡が難しい状態です。これにより、高血圧などの生活習慣病やうつ症状のリスクも高まってしまうようです。

「いびきのメカニズムと、その重要なメッセージ」という記事に詳しく説明していますので、ぜひお読みください。

お悩み⑭歯ぎしりをする

歯ぎしりをする睡眠中の歯ぎしりは、子どもから大人まで幅広い年代層で見られます。遺伝や歯並びのためということも考えられますが、睡眠が浅い状態では歯ぎしりが発生しやすいようです。たとえば、ストレスや疲れがあるとき、もしくは、喫煙や飲酒後の睡眠でもよく見受けられます。睡眠中の無意識な歯ぎしりで、力の程度や回数が過剰になると、歯が削れたり欠けたりするダメージが出ることもあるようです。

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そもそも睡眠時間が足りてない

日本人の睡眠時間は世界各国と比較して短いという傾向が指摘されています。
経済協力開発機構(OECD)が公表する各国の15~64歳までの1日の平均睡眠時間を見ると、日本は30カ国以上ある加盟国の中で最下位に近い結果が出ていました。

「OECD図表でみる社会2009」
「OECD図表でみる社会2009」http://www.oecd.org/els/soc/42707429.pdfより独自作成

OECDの平均は「502分」で、フランス(530分)、アメリカ(518分)をはじめ、平均を超える国が多数あります。
同調査は2011年、2016年にも行われていますが、日本は2011年には463時間、2016年には442時間とさらに短くなっています。

参考サイト:「OECD:Gender Data Portal 2019」https://www.oecd.org/gender/data/OECD_1564_TUSupdatePortal.xlsx

厚生労働省の平成30年国民健康・栄養調査では、平均睡眠時間が6~7時間未満という回答が多くを占めています。さらに、中高年以降は各年代層で6時間未満の回答が4割前後を占めています。

「平成30年国民健康・栄養調査」
「平成30年国民健康・栄養調査」https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000584138.pdf(厚生労働省)

生活スタイルや労働環境が、十分な睡眠時間を確保できない状況に影響していると考えられます。

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睡眠薬や睡眠導入剤がないと眠れないというお悩み

睡眠に問題があると、仕事や日常生活に支障が出てしまいやすくなります。そのような状況を防ぐために、日常的に睡眠薬や睡眠導入剤を服用している人も少なくありません。
睡眠薬や睡眠導入剤には、医師が処方するものと、誰もが買える市販薬があります。
かつては睡眠薬に依存してしまう事例も多く見られましたが、今では睡眠薬自体の依存性は低くなり、副作用も出にくいものが増えているようです。しかし、睡眠薬を飲めばぐっすり眠れることによって充足感を感じることは、それに依存してしまいやすい状況にあると言えるでしょう。睡眠薬がないと眠れないという状況は望ましいものではありません。
本来、医師の指導により症状に合う薬を選択し、適切な量やタイミングを守れば、睡眠薬や睡眠導入剤の服用も睡眠サイクルの改善に役立つことはたしかです。しかし、勝手な自己判断で乱用してしまったら、改善どころか依存が生まれるだけとなることを自覚しましょう。
ドラッグストア店頭で手軽に手に入る睡眠導入剤も増えています。睡眠障害の症状が重いほど、改善までに時間がかかり、薬の服用が長期化しやすくなります。服用に際しては、適切な効果を得るためにも、ルールを守っていくことが大事です。

睡眠薬、睡眠導入剤についての注意点はこちらの記事をご覧ください。
知識なく睡眠薬を常用するのが危険な理由
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睡眠の悩みは放置しないできちんと対処しよう

睡眠に関するお悩みを紹介してきましたが、ご自分の症状やお悩みと一致する項目はあったでしょうか。
たかが睡眠と放置せず、健康的な睡眠を取り戻し、維持できるよう心がけていきましょう。

不眠を放置するとリスクが高まる疾患については、こちらの記事で紹介しています。
甘く見るとコワイ不眠症がもたらすデメリット

睡眠の阻害要因が分かれば改善しやすい

本記事で紹介したように、睡眠に関するお悩みは多岐にわたります。
睡眠について何らかの悩みがあるなら、まず、その原因が何であるかを見つけ出すことが改善への近道です。
身体的な病気、生活習慣、精神的なものだけでなく、就寝環境に原因があるかもしれません。
日常を振り返ってみて、心当たりがあれば、ぜひ積極的に改善策を実行していきましょう。
各症状について、さらに詳しい情報や対処法も別の記事でお伝えします。
睡眠のお悩みの解消に向けてぜひ、参考にしてください。

自分で分からないときは医師に相談する

睡眠障害が、命に関わる病気や事故につながることもあります。原因に心当たりがない、もしくは何らかの改善を図っても、睡眠が良好化しないこともあるででしょう。そのような場合は、できるだけ早いうちに医師に相談されることをおすすめします。

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まとめ

睡眠でよくある15個のお悩みをご紹介しました。「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」のほか、睡眠時間が足りない、薬の服用に関するお悩みも少なくありません。

また、睡眠中の呼吸停止やいびきなど、自覚症状のない不眠症予備軍も多いようです。睡眠対する意識の優先度を上げて、質の高い睡眠が取れる習慣を選択していかれることをおすすめします。

お悩みごとに対処法は異なります。ぜひ、的を射た改善策を見つけて、良質な睡眠を取り戻しましょう。早期解決には専門医への相談も有効です。

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